クスリのアオキホールディングスは2024年5月9日開催の取締役会において、グループ子会社であるクスリのアオキが同じく連結子会社であるママイを2024年9月1日付で吸収合併することを決議した。
クスリのアオキHDは、2024年3月1日付けでママイの株式を 33.4%取得した後、クスリのアオキ及びママイとの間の資金関係及び人的関係等を強化し、その統合を推進するため、グループの監査法人との協議の結果、持株比率は 33.4%のまま、ママイを連結子会社化するに至った。
ママイは、1976年創業で、愛媛県を中心に食品スーパーを 15 店舗展開しており、2024年1月5日にクスリのアオキHDが新規エリアとなる四国地方における、食品スーパーとドラッグストア業態のシナジー創出のため、株式取得し持分法適用会社化を決定した(株式譲渡日は3月1日付)。
クスリのアオキHDは、株式取得決定時に「本株式取得は、今後、ママイを当社グループに迎えるための準備と位置付けており、今後、当社子会社の株式会社クスリのアオキとママイを統合することを予定しております」とアナウンスしていた。(参考記事:クスリのアオキ 静岡SM3店・岐阜HC1店を譲受、四国SMの株式取得を決議)
それぞれの保有するノウハウや人材等の経営資源を共有し、グループにとって新規エリアとなる四国地方において、地域の生活者に向けた店舗作りの準備を進めてきたクスリのアオキHDは、この度、グループの更なる経営の効率化・意思決定の迅速化を実現するため、グループ子会社であるクスリのアオキを存続会社、ママイを消滅会社とする吸収合併をすることとした。
なおママイは3月に「楽天Edy」取り扱いの終了、5月20日をもって「ママイ商品券」の利用終了をアナウンスするなどサービスの整理を行っている。
この吸収合併により「クスリのアオキ」ブランドの本格的な四国出店が加速するものとみられる。